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福岡高級イチゴ「あまおう」の海外戦略


福岡県産「あまおう」というイチゴが台湾やタイで現在大変な人気を誇っております。艶やかな赤い色と大粒で整った形が特徴で、味・色・形・大きさ・価格どれを採っても王者の風格がある世界に誇る福岡のイチゴとして日本国内だけでなく、現在世界各地で注目を集めだしています。この「あまおう」は、青果としてはもちろん、冷凍苺やソフトクリーム用のフィリングとしても使われる重宝される品で海外においても以前から高い需要があると考えられておりました。

特にタイにおいては価格にして5000円〜6000円の超高級イチゴとして売られており、当地における日本の農産物に対する高い信頼性を裏付ける結果となっております。この海外における超高級いちごのブランド確立の背景には地方自治体である地元福岡県の長期海外戦略がありました。福岡県は地元農業振興のために10年以上も前から海外市場を念頭に置いた商品開発、マーケティング戦略を立案し、世界の経済成長をどうしたら福岡に取り込むことができるかをすべての産業振興の中核に位置付けており、今日の成果として実を結んでおります。



茨城農業生産法人(株)TKFの海外展開


農業生産法人(株)TKFは在シンガポールの日本人駐在員など、現地富裕層に向けた生鮮野菜の宅配事業「つくばファーマーズ」の運営を行っております。茨城県で生産された野菜を空輸し(ヤマト運輸シンガポール)、現地の日本人駐在員の自宅などに届ける事業です。

成長が見込まれる東南アジア市場での礎石を固めるために既にシンガポールには事業所を設置し、販売網を整備、また香港や台湾などにも事業展開する予定であります。2015年までには年間売り上げ1億円を目標としております。 TKFが生産するホウレンソウやカブ、そしてつくば市周辺の農家から調達するキュウリやニンジンといった野菜を取り扱います。シンガポールの顧客がホームページ上で注文すると、日本から野菜が空輸されて1、2日で顧客の自宅に届きます。野菜の価格は宅配費込みで日本の相場の3倍程度になるとのことですが、食材の多くを輸入に頼るシンガポールでは高品質の日本の野菜の需要が高く、本ビジネスモデルに対してもかなりの自信をのぞかせております。



青森、片山りんごのスペイン、中国、ドバイ、台湾展開


現在世界では富裕層を中心に、安全で品質の高い日本の農産物に対する需要は高まりつつあります。そして中国、あるいは中東のドバイでは富裕層を中心に1個2000円のリンゴが飛ぶように売れていると言われています。その中国で人気のりんごの生産地は青森県は津軽半島。その津軽半島にある岩木山の山麓に16ヘクタールのリンゴ畑を持つ片山りんご株式会社は、全国でも指折りの大規模農家です。年間の生産量は約300トンで「ふじ」や「陸奥」「王林」「ジョナゴールド」などの品種を栽培しています。海外での販売は同社の生産量の5%を占めており、さらに地元の106農家と輸出専門の生産出荷組織「岩木山りんご生産出荷組合」を設立しています。この生産出荷組合の全体では、スイス、中国、アラブ首長国連邦のドバイの国際見本市に毎年数十トンのりんごを輸出しております。

片山りんご株式会社がリンゴの海外輸出を手がけるようになったのは1999年からであり、発端は1997年の国内のリンゴ価格の暴落でした。国内で売れなければ、海外で売ってやれと、半ばやけくそでスペインにサンプルを送ったのがリンゴの輸出事業のきっかけとなりました。以来、独自のルートでイギリスと中国の販路を切り開き、今日の片山りんごの名を広めてまいりました。輸出の売り上げは約2000万円で、全体の5%程度ということですが、5年以内に輸出比率を3割以上に拡大するとのことです。



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